医療事務・調剤事務・介護事務の違いをわかりやすく解説|仕事内容・勤務先・働き方の特徴
2025/12/18
投稿者:スタッフ
「医療事務」「調剤事務」「介護事務」…。
名前は似ていますが、働く場所も仕事内容も、けっこう違いがあります。
なんとなく「医療っぽい事務ならどれも同じかな?」と選んでしまうと、
「想像よりも忙しかった」「人と接する時間が多すぎた/少なすぎた」など、ミスマッチにつながることもあります。
このページでは、医療事務・調剤事務・介護事務の3つについて、
働く施設(病院・クリニック・調剤薬局・介護施設)ごとの仕事内容やシフトの違いを、やさしく解説します。
未経験からチャレンジする方が、「自分に合う事務職」を選ぶときの参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 医療事務・調剤事務・介護事務の基本的な違い
- 病院・クリニック・調剤薬局・介護施設ごとの主な仕事内容
- シフト・働き方・忙しい時間帯の違い
- 未経験の方にとってチャレンジしやすい職場の特徴
- どの事務職が自分に合いそうかを考えるポイント
医療事務・調剤事務・介護事務の違いをざっくり整理
まずは、3つの職種のイメージを一言で整理してみます。
- 医療事務:病院・クリニックの受付+会計+レセプトを担う事務職
- 調剤事務:調剤薬局で、処方せん受付+会計+レセプトを担う事務職
- 介護事務:介護施設や事業所で、介護保険の請求・書類作成を担う事務職
どれも「受付」「レセプト(請求)」といった共通点がありますが、
働く場所や、かかわる相手(患者さん・利用者さん・ご家族など)、使う制度(医療保険/介護保険)が違います。
3職種×勤務先の比較表
それぞれの事務職と、主な勤務先・仕事内容の違いを表にまとめました。
スマートフォンの方は、横にスライドしてご覧ください。
| 項目 | 医療事務 | 調剤事務 | 介護事務 |
|---|---|---|---|
| 主な勤務先 | 病院・クリニックなどの医療機関 | 調剤薬局・ドラッグストア併設薬局など | 特養・老健・デイサービス・訪問介護事業所など |
| 主な業務内容 | 受付・会計・診療報酬請求(レセプト)・電話対応など | 処方せん受付・会計・調剤報酬請求(レセプト)・在庫管理補助など | 介護保険請求・利用者情報の管理・請求書発行・書類作成など |
| 関わる制度 | 医療保険(健康保険・国保・公費など) | 医療保険(調剤報酬) | 介護保険制度 |
| 患者さん・利用者さんとの接点 | ◎ 受付・会計で直接対応する時間が多い | ○ 受付や会計で接するが、時間は短め | ○ 利用者さんやご家族と、書類や料金説明などで関わる |
| 忙しくなりやすいタイミング | 外来の時間帯・連休前後・月末月初(レセプト) | 診療時間終了前後・花粉症シーズン・月末月初 | 月末月初(介護給付費請求)・加算変更や算定ルール変更の時期など |
「医療事務がいいのか、調剤事務や介護事務が合いそうなのか分からない」という方は、一度ご相談ください。
自分に合う事務職・勤務先を相談してみる(無料)病院・クリニック・調剤薬局・介護施設など、それぞれの職場の特徴をふまえて、ご希望に合いそうな選択肢をご提案します。
それぞれの具体的な仕事内容
医療事務(病院・クリニック)の仕事内容
医療事務は、病院やクリニックの「受付+会計+レセプト」を中心に担当する事務職です。
- 受付での案内、保険証確認、問診票の配布
- 診察後の会計(自己負担額の計算、領収書・明細書の発行)
- 診療報酬明細書(レセプト)の作成・チェック
- 電話対応(予約変更・問い合わせ対応など)
- 入退院手続きや書類作成のサポート(病院の場合)
「人と接する時間」と「事務作業の時間」の両方があり、
受付の印象が病院全体の印象につながる仕事でもあります。
調剤事務(調剤薬局)の仕事内容
調剤事務は、調剤薬局で処方せんの受付や会計、調剤報酬の請求を行う事務職です。
- 処方せんの受付・患者さんの情報登録
- 保険証・負担割合の確認
- 薬剤師が行った調剤内容をもとに、会計金額を計算
- 調剤報酬請求(レセプト)データの作成・チェック
- 薬の在庫管理や発注の補助、シフトによっては簡単な店頭業務 など
調剤薬局は、病院に比べると少人数で運営していることが多く、コンパクトな職場が多いのも特徴です。
介護事務(介護施設・事業所)の仕事内容
介護事務は、介護保険サービスに関する請求事務・書類作成・利用者さん情報の管理を行う仕事です。
- 利用者さんの基本情報・サービス利用状況の管理
- 介護保険請求(給付費請求)のデータ作成・チェック
- 利用者さんやご家族への請求書・領収書の発行
- ケアマネジャーや職員との書類のやりとり
- 来客・電話対応、備品管理などの一般事務 など
介護事務は、高齢者やご家族と関わる時間が比較的多く、じっくりしたコミュニケーションが必要な場面もあります。
シフト・働き方・忙しさの違い
同じ「事務職」でも、働く時間帯や忙しくなるタイミングには違いがあります。
ここでは、あくまで一般的なイメージを紹介します。
医療事務の働き方
- 外来のある時間帯(午前・午後)が忙しくなりやすい
- 月末〜月初はレセプト業務で残業が発生することも
- クリニックは日・祝休みが多い一方、土曜勤務があるケースも多い
調剤事務の働き方
- 病院の診療時間に連動して患者さんが来局する
- 夕方〜診療終了後に会計・締め作業で忙しくなることが多い
- ドラッグストア併設の場合は、夜遅めの時間帯や日曜・祝日もシフトがあることも
介護事務の働き方
- 基本的には日中帯(9〜18時など)の勤務が多い
- 月末〜月初に介護給付費の請求事務が集中する
- 夜勤はほぼないが、事業所によっては土曜・祝日勤務があることも
実際のシフトや残業の有無は、「病院・薬局・施設それぞれの方針」や「人員体制」によって大きく変わります。
求人票だけでは分かりにくいので、面談やエージェント経由で、現場のリアルを確認しておくことが大切です。
未経験が選ぶときのポイント
「どれも気になるけど、自分に合うのはどれだろう?」という方は、
次の3つの視点で考えてみると、少し整理しやすくなります。
1. どんな人と関わることが多いか
- 幅広い年齢の患者さんと毎日たくさん接したい → 医療事務(病院・クリニック)
- 薬を受け取りに来る患者さんと、短時間のやりとりが多い方がいい → 調剤事務
- 高齢者やご家族と、時間をかけて関わる場面も大事にしたい → 介護事務
2. どんな職場の雰囲気が合いそうか
- 白衣のスタッフが行き来する、病棟のある「ザ・病院」感がある職場 → 医療事務(特に病院)
- 少人数でアットホームな雰囲気の職場 → 調剤薬局・クリニック
- 利用者さんが生活する場としてのあたたかい雰囲気 → 介護施設
3. どんなスキルを伸ばしたいか
- 医療保険・診療報酬の知識を深めたい → 医療事務
- 薬に関する知識や調剤報酬を学びたい → 調剤事務
- 介護保険制度やケアマネジャーとの連携を学びたい → 介護事務
「自分ひとりでは決めきれない」「まずは話を聞きながら考えたい」という方は、ぜひご相談ください。
医療事務・調剤事務・介護事務の求人について相談するご希望の働き方やエリアをうかがいながら、3職種それぞれの求人を比較しつつ、「あなたに合いそうな職場」を一緒に考えます。
よくある質問
Q. 未経験からチャレンジしやすいのは、医療事務・調剤事務・介護事務のどれですか?
A. いずれも「未経験OK」の求人はあります。
一般的には、教育体制が整っている大きめの病院やチェーン薬局、法人がしっかりした介護施設などの方が、未経験でも入りやすい傾向があります。
ただし職場ごとの差が大きいため、求人票だけでなく、実際の受け入れ体制を確認することが大切です。
Q. 将来性が高いのはどの事務職ですか?
A. 高齢化が進むなかで、医療も介護もニーズは続いていくと考えられます。
どの職種でも、保険制度やレセプトの知識、PCスキル、人とのコミュニケーション力を身につけておくと、将来の選択肢が広がります。
Q. 途中で別の事務職に転職することはできますか?
A. 可能です。
たとえば、「医療事務から調剤事務へ」「介護事務から医療事務へ」など、保険制度や事務スキルの経験をいかして、別の事務職に転職するケースもあります。
まとめ:3つの事務職の違いを知って、自分に合う働き方を選ぼう
- 医療事務・調剤事務・介護事務は、働く場所と扱う制度が違う
- 病院・クリニック・調剤薬局・介護施設それぞれに、雰囲気や忙しさの特徴がある
- 未経験でもチャレンジできるが、教育体制やフォローの有無は要チェック
- 「誰と関わりたいか」「どんな場面でやりがいを感じるか」で選ぶことが大切
ひとりで求人票だけを見ていると、違いが分かりにくく、不安になりがちです。
医療・調剤・介護それぞれの事務職の特徴を知ったうえで、プロに相談しながら選ぶと、ミスマッチを減らしやすくなります。
ご希望のエリア・勤務時間・職場の雰囲気などをうかがいながら、あなたに合いそうな事務職・勤務先をご紹介します。
